当事者意識を持たせる方法10選「当事者意識を持て」は甘え

当事者意識を引き出すキャリアアップ

以下のようなメンバーを抱えて困っていませんか。

  • なかなか自分から動いてくれない
  • 「なにすればいいですか」が口癖
  • 「A案とB案どちらにすべきですか」等、自分の意見がない

私自身も、当事者意識を持てない時期がありました。

そこから当事者意識を持てるようになった方法とはなにか?
当事者意識を持てないメンバーをどう育てるか?

振り返ると、ちょっとしたコツがあるなと気づいたので、記事にしました。

「当事者意識を持たせる」はマネジメントの重要キーワードです。

出世による年収UP、転職成功率UP、賢い子育てができるなど、様々に活きてくるので、
ぜひ、私と一緒に日々身につけていきましょう。

当事者意識を持たせる方法10選

まとめると以下です。

  1. 目的、ゴールの共有
  2. 情報公開&見るべきポイントを共有
  3. やることや実行計画をメンバー主導で決める
  4. 「今日から君は○○リーダー」をつくる
  5. 役割やタスクは具体例を出してすりあわせ
  6. 「あなたはどう思う」を常に問いかける
  7. 仕事やプライベートの忙しさを確認する
  8. 信頼関係をつくる
  9. 失敗しても怒らない
  10. ねぎらう、褒める

目的、ゴールの共有

「なんのために」「どういう状態を目指すのか」伝えましょう。

相手の考えがわかる古き友人でもない限り、
「行き先は電話で伝えるから、東北新幹線にとりあえず乗っておいて」
「図書館で、医療の本を探しておいて」と言われても不安になるのです。

新入社員の頃の私、迷いまくりました。

私「やる気はあるけど・・何したら喜ぶんだ。これすると逆に迷惑?」

どんなにやる気があっても、目的、ゴールがないと、どう動いてよいか分かりません。

情報公開&見るべきポイントを共有

情報を持っていないと、当事者意識は芽生えません。

たとえば、以下のように嘆いていても仕方ないのです。
知らない or 理解できてない or 接触回数が足りないのですから

  • ウチは他に比べ年々コストが高まってる。もっとコスト意識を持ってほしい
  • 部署Aの製品はウチとも相性がよいな。もっと部署間の連携を意識してほしい
  • 中々、メンバーに方針が浸透しない。これだけ色んな会議で言われているのに

もし、ゲットしてほしい情報があるなら、積極的に情報公開をしていきましょう。

また、情報を横流しするだけでは、あなたの介在価値がありません

メンバーは目の前の仕事に集中しています。
メインの役割も違うので、あなたが持つ情報をすべて見るのはしんどすぎます。

情報を整える、絞る。または、見るべきポイントや気にしてほしいポイントを伝えましょう

やることや実行計画をメンバー主導で考える

自らやることを選択すると納得感や責任感が生まれ、当事者意識が育ちます。

「これをやりなさい」で仕事を渡すのはNG!やらされ感がある仕事はつまらない

私達ができるのは経験、人脈のサポート

  • 計画厳しすぎ。このタスクは次計画にまわしてもらおう。
  • ○部署のAさんが役に立つな。うちのメンバーに紹介しよう。

メンバー主導にすると、勝手にメンバー内で議論が活発になります。

「このタスクもやるべきでは」「この問題も事前に解決しないと失敗するよね」など

この「自ら、仕事を作っていく」感覚が当事者意識を育てます

「今日から君は○○リーダー」をつくる

バーチャルポジションをつくる

「この領域はAさん主導で引っ張ってもらいたい。今日からAさんは○○リーダーね」など
バーチャルなポジションを作ります。

○○リーダー、○○大臣、○○担当、○○担当役員、○○名人・・。
1番あいてが気持ちいい名前をつけよう。

するとどうでしょう。

「この領域は面倒見なくちゃ」「会議で関係する箇所はしっかり聞いて持ち帰るぞ」など、
関心が生まれ、当事者意識が徐々に育つと思いませんか。

文化祭の会計担当になるから、「1円でもミスがないように分別して」などお金を管理する。
父母になるから、子育てについて調べ始める。

バーチャルポジション任命後のタスクの任せ方

次に任命の後は具体的にどうすればよいか、NG、OK例で解説します。

個々の細かいタスクに対しても上司がすべて担当を決める。
例)全タスクに担当振りました。遅延なく達成お願いします。

NG例では「担当タスク以外はやらなくていいや」な気持ちが生まれます。

一方的で、余白がない。失敗しても上司の責任問題にできるので、他責になりがち。

タスクの領域を任せるイメージ。個々のタスク管理はメンバー主導。

例)システムXはAさん、システムYはBさん主導でよいでしょうか。
WBSの詳細化お願いします。後で、抜け漏れないか一緒に議論しましょう。

⚪の例では、「タスクが足りない、追加しよう」な気持ちが生まれます。

相互的で余白がある。他責にできないので、自然と当事者意識が生まれます。

ただ、慣れていないメンバーだと、仕事が進まなくなったり、辛くなったりする場合もあるかもしれません。

壁打ち相手やサブ担当をつけるなど、協力体制を約束し、心の不安を取り除きましょう

役割やタスクは具体例を出してすりあわせ

全体計画作りや他部署との調整など、上司がするのかしないのか、
境目があいまいなタスクはきちんとすりあわせしましょう

上司がするのかしないのか悩む回数が減り、メンバーが動きやすくなるからです。

当事者意識が高ければ、メンバー側からすりあわせしてくれるかもしれません。
けど、今は育成段階です。手を抜かずにこちらから歩み寄りましょう。

ポイントは、パワポやメモ帳何でも良いので具体例を出して、すりあわせすること

頭で想像したまま、議論していると勘違いがおきます。

上司の心の声「全体計画まで作ってほしいな」
メンバーの心の声「全体計画は上司がやるべきでいいんだよね)」

お互い、「相手がするだろうと思っていた」の悲劇を避けましょう。

たとえば、以下のような感じで、すりあわせするのはいかがでしょう。

  • 「全体計画までは私が考えるから、詳細化以降の工程は考えてほしい」
  • 「資料作成だけでなく説明まで期待している」
  • 「XY役割に関わることは全て任せると思ってほしい。たとえば、決裁、資料作り、発注、計画作り、調達、・・まで。」

「あなたはどう思う」を常に問いかける

受け身にならないよう、常に問いかけを行い、考えてもらう機会を増やしましょう。
物事に向き合えていたか、当事者になれていたか気づいてもらえるためです。

部下から「どうしましょうか」と頼られ、ついつい「それはこうするべき」と答えてしまう。
これでは、当事者意識が育たない。

私がよく使う問いかけは以下です。ぜひ活用してみてください。

  • 「腹落ちできそう」「今から不安なくすすめられますか」
    疑問点の有無や目的理解ができたか確認する。納得感を作る。
  • 「ちなみに、どんな感じで進めるの」
    プロセスを考えてもらうきっかけを作れる。意見を聞いた上で軌道修正できる。
  • 「問題があるのね、何から始めるべき」「影響あるのかな、あなたはどう思う?」
    決断力や判断力を作る。
  • 「案A,Bどちらもいいね。あなたはどうしたい」
    意志を問う。論理的に判断が難しい場面では本人の意志が成果につながる。

繰り返していくと、「まだ腹落ちしていないので、ここもう一回教えてほしい」「自分はこう思う」
など、メンバーからの発言が増えてきます。

仕事やプライベートの忙しさを確認する

たとえば、あなたは毎日12時間働いています。その上で誰にも命令されていないことまで踏み込んで仕事できますでしょうか。多少、目をつむらざるを得ない小さな仕事も出てきませんか。

メンバーもいろいろな事情を抱えています。

  • 他の仕事が忙しく、全て当事者意識高く保つのはムリ
  • 今、妻が妊娠中で一刻も早く帰りたい
  • 親が実は入院した。キケンな状態らしい、介護も必要になりそう

「あいつは当事者意識がない」と憶測だけで切り捨てず、会話し事実ベースで状況把握しましょう。

私自身、過去、長時間残業中は目の前の仕事で精一杯でしたが、そうでないときは、改善提案などを積極的に行っていた時期がありました。

ほんのり余裕があるだけで、気づける、動けることもあるので、状況をたまに把握しましょう。

信頼関係をつくる

信頼関係はすべての土台です。当事者意識を発揮しやすい雰囲気作りや、発揮するための悩みを取り除くために必要です。

想像してみてください。

信頼関係のない人のために、気持ちよく当事者意識を持って動けるでしょうか。

これから、当事者意識を引き出すためにフィードバックをする時もあるでしょう。
信頼関係がないと、フィードバックが効きません

たとえば、以下のようなことを私は実践しています。

  • 挨拶する、調子を伺う
    「おはよう、調子どうだい」「もやもやや気になっていることない」
  • 勇気づける、期待を伝える
    「~を考えられるあなたなら大丈夫、この案件もぜひお願いしたい」
  • 相手のありたい姿を尊重する
    「こういうこだわりいいね!」「○○大事にしているんだね、いいね!」
  • 相手のなりたい姿に向けたサポート
    「~目指しているんだね」「ならこの本参考になるよ」「ならタスクA任せるね」
  • 自分の失敗談を話す
    「実は、自分も同じ注意されたんだよ、みんな通った道だから安心して」
  • メンバー自身に興味を持つ
    「確か、お子さん1歳だよね。うちと一緒だ」、「⚪⚪好きって言ってたよね」
  • 壁打ち相手になる
    「まとまらない時、もやもやした時いつでも壁打ち相手になるよ」
  • 途中レビューの承認
    「完成する前に気になるポイントは先に見とくよ。」

相手によってどれが効くかわかりません。パターンを試してみましょう。

私がメンバーの立場だったときは、失敗談が嬉しかったな~

「えっ、あの⚪⚪さんにもこんな時期があったのか、なら自分も頑張れるのかも」

勇気が生まれたのを覚えています。

また、信頼関係を作るためには話す場が欠かせません。

話ができる場をを週1回15分設ける、毎日1回13時半に話すなど

失敗しても怒らない

怒られると萎縮してしまい、自分の意見を言わなくなる、動けなくなるためです。

「変な意見言ったら、また怒られる」と思うほど、正解を探して意見がでなくなります。

「じゃあ、どう進めようか」問いかけながら、次の行動につながる議論をしましょう。

ねぎらう、褒める

当事者意識を発揮して動いても、自分の行いが良かったのか不安でいっぱいなものです。
誰かの役に立ったのか達成感も感じたい。

誰かの役に立った感覚が当事者意識を育てます。もっと役に立とうと当事者意識を発揮します。

だから、ねぎらい、褒めるのです。

当事者意識の高い行いは全力褒めでいきましょう、そして、感謝を伝えましょう。

わたしの場合、こんなことがありました。

会社イベントで、司会を引き受けた際に
「⚪⚪さんの個性が出ててすごくよかった、司会ありがとう」と全力褒めされたときは、引き受けてよかったな、また頑張ろうと思えました。

とある会議後、「入社して半年で、~~と発言できる人は中々いない、すごい」と言われたときは、これからも発言していこうと思えたものです。

これら、どちらも同じ人から言われています。
ちょっとした出来事ですけど、その人との仕事は非常にしやすくなりました。

「当事者意識を持て」は甘え

「当事者意識を持て」は当事者意識のない上司の甘え

上司側もマインドチェンジが必要です。メンバー育成の当事者意識を持つのです。

「相手に求めるだけ」の行為は当事者意識とは矛盾する発想です。

手持ちの情報が違う、動いてよいことか不明など、
当事者意識を持てない事情があることが分かったかと思います。

まずは、ここに挙げた10選のうち3つで良いので、ぜひ現場で実践してみてください。

リクルートの圧倒的当事者意識をいきなり求めるな

リクルートで有名な言葉圧倒的当事者意識」。

■リクルートの口癖■
(1)お前はどうしたいの?
(2)じゃあやってみれば?
(3)圧倒的当事者意識
(4)仕事の報酬は仕事
(5)視座を上げろ
(6)お前のWILLは?
(7)何目的?
(8)考え抜いたの?
(9)無言の奴に会議出る意味ない
(10)相手の心に火をつけろ
(11)昨日を超える
(12)自ら機会を創り出し機会によって自らを変えよ

https://bizgate.nikkei.co.jp/article/DGXMZO7111819017042021000000?page=2

リクルート 圧倒的当事者意識」に影響を受けて、当記事を見た方もいるかもしれません。

しかし、以下ができているからこそできる芸当です。いきなり自社に当てはめるのはキケンです。

  • 時間もお金も潤沢な事業会社
  • 当事者意識の高い方々が採用されている
  • 当事者意識を求める風土が会社全体で完成している

当事者意識を持たせるためには、当事者意識を育てる工程が必要です。

1度きりにならず、根気よく、当事者意識を持たせる回数を増やして、意識を育んでいきましょう。

転職では当事者意識を持たせた経験が自己PRに効く

リーダー層の転職活動では、組織やチームを使ってどれだけの成果を出したかが求められます。

「メンバー○人を率いて、○○万円の売上を上げました」など定量的な自己PRはポイント高いです。

というのは、リーダーAさんが売上100万/月しか上げられないけど、部下5名をマネジメントし、売上500万/月上げられるのなら、リーダーAさんは売上500万/月を作れる人として扱われます。

だからこそ、当事者意識を育てること、育てるエピソードを蓄えておきましょう。転職活動で効いてきます。

実際、私も当事者意識を育てた経験を職務経歴書に書いて、以下の方法で内定を複数獲得しています。

おわりに

いかがだったでしょうか。

当事者意識を持ったメンバーと一緒に仕事をすると、良いことしかありません。
仕事の質や成功確率が上がる、手戻りが減るなど。

職場全体が自分の当事者意識と合わないなどがない限りは、
ぜひ、当事者意識を発揮しあい、よい職場にしていきましょう!

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