ポモドーロテクニックを1年間実践した感想|定着のコツ

キャリアアップ

こんな悩みを抱えていませんか。

なんとなく脳が疲れている
いつのまにか他の作業をしている

1年前の私がまさにこの状態。「なんとかしたいな~」と日々悩んでいた中で出会ったのが、
あの有名な時間術の1つ「ポモドーロテクニック」

本記事では、実際1年間試した私が、↓のポモドーロテクニック専用タイマーと独自のユル運用で定着、ゲーム感覚で楽しく仕事を片付けられるようになった方法を紹介します。

1年間で、慢性的な脳の疲れも取れて、わたしの人生に欠かせない存在に

やり方は作業25分+休憩5分の基本形に、わたしの1年間定着したユル運用を組みあわせるだけ

ぜひ試してみてください。

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ポモドーロテクニックとは

ポモドーロテクニック

ポモドーロテクニックとは、「作業25分→休憩5分」を1ポモドーロとし、このポモドーロを1日中繰り返す方法です。集中力がUPし、作業がさくさくはかどります。

ポモドーロとは、イタリア語でトマトを意味しており、フランチェスコ・シリロさんが、トマト型のアナログタイマーを使っていたことが由来です。

シリロさん自身、学生時代、どうしても作業に集中できない悩みを抱えており、解決のために編み出した方法とのこと。1987年から、今なお色褪せていないため、かなり説得力があります。

また、シリロさんはエンジニアだったので、エンジニアでもポモドーロテクニックは使えると私もはじめたわけです。

クリエイティブな分野だと難しいのでは?と定着しなかった方も、ぜひ試してみてください。

ポモドーロテクニックで解決できる悩み

集中できないあらゆる悩みを解決すると思っております。特に以下のような方にはぜひ試してみてほしい。

  • いつもなんだか疲れている
  • すぐに別の作業をしてしまう
  • どんどん作業スピードが落ちてくる

ポモドーロテクニック はじめの一歩

すべてのはじまりは書籍「どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門フランチェスコ・シリロさん本人が著者です。訳者が日本語に訳してくれています。

基本形はもちろん、「こういう考えで進めても良いのか」と私にアイディアをくれたユル運用の生みの親です。

国連、ノキア、ソニー・モバイル、トヨタ、レゴ、イタリア中央銀行など、大組織からも評価されているメソッドが詰まっています。世界の優秀な方々が使っているので、もう逆らえません。

もし、時間術に興味があるのに試していないなんてもったいない。
ぜひ、一度試して集中力を得た日常を味わってみてください。

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ポモドーロテクニック 実践した効果 3選

ポモドーロテクニック

ポモドーロテクニックを使い始めてから、特に3つの効果を実感しています。

  1. 脳の疲れがとれる
  2. 作業の浮気がなくなる
  3. 見積もり精度向上

1. 脳の疲れがとれる

個人的には、慢性的な脳の疲れが取れたのが、1番嬉しいですね。

今まで、長時間作業を続けることは出来ていたけど、脳が疲れている、思ったより進んでいない現象に悩まされていました。

「こんなに頑張っているのに・・・」と自己嫌悪に陥ることもなくなりました。

2. 作業の浮気がなくなる

締め切り効果が効いてはかどります。「25分で◯◯まで進めるぞ」となると、脇見をせずに突き進めます。自分との約束は大切です。

3. 見積もり精度向上

私は、「25分作業+5分休憩」を30分のタイムボックスとして見積もりをしています。
たとえば、「資料アウトライン作成」30分×2(2ポモドーロ)のような感じ。

すると、「この種のタスクは2ポモドーロかかったな~じゃあ、これは4ポモドーロかかるな」と脳のそろばんが数字をはじきだしててくれるのです。

今までも見積もりはしていましたけれど、感覚がどうも身につかなくて。

結局、過去資料を見返さないとわからない。

小さめのタスクだと見返すのが面倒になり、新たに勘で見積もってしまい、実績を活かさない悪い習慣へ。これが解消されたのは嬉しい。

ポモドーロテクニック 具体的方法 6ステップ

ポモドーロテクニック

わたしが実践した具体的方法を6ステップを紹介します。

1. ToDoを選択

優先順位を検討し、ToDoを眺めます。次に、なるべく1点集中できるタスクを選択しましょう。

25分間にあれこれ手を出す(メール、社内の調べ物、A社用の開発、B社用の資料作成など)と、集中するのは難しかったためです。

わたしの場合、それを避けるために、庶務なら庶務、A社ならA社だけの仕事で1ポモドーロを作っていました。

【例】すべて30分単位のToDo

□庶務  :30分
□調査  :60分
□資料作成:90分
□・・・
□予備時間:90分

2. タイマー25分セット

タイマーで25分セットしますけど、ルールを厳密に縛ると定着しないため、少々アレンジしています。たとえば、5分延長したい時は次ポモドーロを5分短くセットしています。

逆に10分延長時は、もう休憩を挟まず連続ポモドーロ(50分)として扱いました。

また、「25分でここまでやる!他の作業やネットサーフィンに浮気しない」と自分に誓うのもおすすめ

自分との約束により、締め切り効果が高まるためです。

3. 作業に集中

ひたすら集中して作業します。現作業とは無関係の他作業やアイディアを思いついてしまったら、紙にメモして一旦忘れましょう。ポモドーロ完了後に見返せば問題ないはずです。

4. ToDo消込み

終わったタスクを消し込みましょう。達成感が味わえて、次へのモチベーションになります。
後でまとめてチェックすることも試しましたけど、おすすめしません。

「今、ポモドーロ2個消化しているはず、あれ何個だっけ」と、記憶するのに頭のリソースを消費したり、忘れたときにやる気をなくしたりするためです。

5. 短い休み 5分

コーヒーブレイクなど、リラックスをし、脳を休めます。
わたしのおすすめ休憩方法は後述します。

6. 長い休み 20~30分

わたしは、現状やこれまでのポモドーロの使い方次第で、±5分調整します。

たとえば、次の会議までに区切りが悪くなりそうだから、早めに休憩を切り上げるとか、
前のポモドーロで休憩を余り取れなかったから、ご褒美に多めに取ろうなど。

ポモドーロテクニック おすすめ休憩方法

わたしは、PCと向き合う機会が多い職業のため、デジタルから離れる休憩をしています。デジタルに浸かる休憩だと余計に疲れてしまうためです。

わたしの場合、以下のような休憩をしていました。

おすすめの休憩方法
  • 瞑想
  • 子供と遊ぶ
  • 運動
  • 筋トレ、スクワット、近所を軽く走る
  • 整理整頓
  • 食器をしまう
  • コーヒーブレイク With ひとつまみのナッツ

特に軽めの運動が健康にもよくておすすめです。わたしも、すっかり、近所の徘徊ランナーです。

他者の事例だと以下です。自分も試してはみたものの、疲れが取れなかったため、継続は断念。

  • SNSを観る
  • Youtubeを1本観る
  • メールを読むなど、軽い庶務をする

以下の研究結果でも示されている通り、スマホで休憩にならないケースがあるため、個人的には、おすすめしません。

414人の大学生に難解な言葉のパズルを解かせた。研究者らは、学生がタスクを半分ほど終えたところで大部分の学生に休憩を許し、携帯電話を使うか、コンピューターを使うか、印刷されたチラシを読むよう指示した。その他の学生は、休憩なしで作業を継続した。

休憩時間にスマホを使った学生は、全グループの中で精神的な疲労が最も大きかった。

また、スマホで休憩したグループが問題を解き終わるまでの時間は、他グループを全て合わせた集団と比べて19%長く、正答率は22%低かった。

実は、スマホ休憩グループの効率性と処理スピードは、休憩を取らなかったグループとほぼ同じだった。

出典:https://forbesjapan.com/articles/detail/29497/1/1/1

ポモドーロテクニック デメリットはあるか

人によってはデメリットになる部分もあると思います。わたしも当初はありました。
ただ、今は環境の変化や慣れによってデメリットは感じていません

ポモドーロ中に話しかけられる

ポモドーロ中に割り込まれると少しストレスになりました笑。

しかし、転職して在宅ワークになってからは、電話や直接声をかけられることがなくなったため、今はストレスなしです。

ポモドーロが終わらないまま会議に突入

会議が多い会社は少しやりづらいです。私も前職は1日に会議が2本以上入る会社だったので大変でした。

ただ、ポモドーロとノンポモドーロを組み合わせてからは許容できています。

たとえば、「会議開始までに10分余るな」となったら、メールやチャット片付ける、次のポモドーロに向けた準備をしておくなど、10分でできる仕事をしています。

切りが悪いところでポモドーロ終了

私も当然切りが悪いところでポモドーロが終了することはあります。

私の場合、25分で切れなくてもOK、5分のロスタイムを許可しています。

さらに続けたくなったら、思い切って2ポモドーロ分作業をし、休憩を10分取るようにしています。

何事もゆるく運用するのが定着への近道です。

職場でポモドーロタイマーを使うのは音が鳴ってうるさい

私も悩みました。スマホアプリを使ってみるも気が散るし。

ですが、次の章で紹介するポモドーロテクニックのためのタイマーTickTimeを使用してからデメリットが解消しました。

ポモドーロテクニック 本気で定着を目指す方、おすすめ専用タイマー

ポモドーロテクニックの実践にかかせないのがタイマー。わたしが愛用しているのは、TickTimeです。
結構高いのですけど、デジタル離れをしたかったため、スマホタイマーは使用していません。

わたしがおすすめする理由は以下のとおりです。

  • 転がすだけでタイマースタート
  • 1秒単位で手動設定もOK
  • 無音も設定可、職場でも使える

初めは、FocusTodoのようなアプリを使っていましたけど、乗り換えました。スマホを取り出す→アプリを開く→タイマーをセット→・・・の工程が個人的には面倒だったんですよ。

貴重な休憩時間も無くなって切ないですし。

何より、デジタルデトックスをしたい自分に、アプリは不向きと結論づけました。

TickTimeに乗り換えてからは、ポモドーロ回数を増やせているので、定着につながったと思っています。

本気でポモドーロテクニック定着を目指すなら、検討の価値あり。

ポモドーロテクニック 1年間定着までに工夫したこと まとめ

これまで述べてきた定着のコツを図でまとめると以下のとおりです。

ポモドーロテクニック

おわりに

いかがだったでしょうか。

今後もポモドーロテクニックを続けて、集中して仕事を片付け、健康的に、やりたいことをどんどん実現し、年収を上げていきたいと思います。

まだ、試したことない方は、ぜひ、こちらの本を読んでみて、
はじめの一歩を歩みましょう。

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